【日本ダービー】兄キタサンブラックは9年前に14着 弟シュガークンが無念を晴らせるか

2024年05月23日 08:00

青葉賞を制したシュガークン(今年4月撮影、ユーザー提供:TKさん)

 9年前の兄の無念を晴らせるか。名馬キタサンブラックの半弟となるシュガークン(牡3、栗東・清水久詞厩舎)が、日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)でGI初制覇を狙う。

 シュガークンは父ドゥラメンテ、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオーの血統。半兄のキタサンブラックは16年と17年の天皇賞(春)を連覇するなど、GIを7勝した歴史的名馬。種牡馬としてもイクイノックスやソールオリエンスを送り出し、大成功を収めている。また、同じく半兄のショウナンバッハとエブリワンブラックもオープンまで出世している。

 ここまで4戦3勝。2月の新馬(京都芝1600m)は惜しくも2着だったが、続く未勝利(阪神芝2000m)で難なく初勝利を挙げた。昇級戦の大寒桜賞は逃げて2馬身差の完勝。そして前走の青葉賞では先団追走から後続の追い上げを凌ぎ、重賞初制覇を果たした。決して派手な勝ち方をするタイプではないが、逃げて良し、差して良しのレースセンスは大きな武器といえる。

 青葉賞組はこれまで日本ダービーで2着が最高着順。したがってジンクスと戦うこととなるが、日本ダービー最多6勝を誇る武豊騎手の手綱は頼もしい限りだ。兄が9年前に生涯唯一の2桁着順となる14着に大敗した舞台。弟はきっちりと結果を出してみせる。

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