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【エプソムC】海外G1・2勝につながる価値あるV 武豊騎手が導いた個性派逃げ馬エイシンヒカリの重賞初制覇

2024年06月04日 07:00

15年のエプソムCを制したエイシンヒカリ(ユーザー提供:RAN1026さんさん)

 距離が僅かに200m違う安田記念の翌週の開催とあって、近年のエプソムCはやや低調なメンバー構成となることが多い。しかし、今になって振り返ると15年はハイレベルの一戦だった。この時点ではともに重賞未勝利ながら、後にGIを制するエイシンヒカリサトノアラジン。既に重賞を2勝していて、次走の札幌記念を勝つディサイファ。さらには充実期を迎えつつあったフルーキー、実績十分のマイネルホウオウペルーサも参戦し、フルゲート割れの13頭立てながら、見応えのあるレースが予想された。

 レースは武豊騎手とエイシンヒカリの逃げで幕を開けた。ここまで7戦6勝。前年のアイルランドTでは直線で大きくヨレて、外ラチ沿いまで達しながら3馬身半差の圧勝。個性的なディープインパクト産駒として注目を集め、ここでも1番人気に推されていた。この3馬身ほど後ろ、4番手で脚をためたのが2番人気のサトノアラジン。3番人気のフルーキーと4番人気のディサイファは後方に待機した。

 前半1000mが59秒2というスローペースで流れ、大きな動きがないまま直線へ。逃げるエイシンヒカリが少し外にヨレる。その内を突いたのがサトノアラジン。外からディサイファも追い上げる。ディープインパクト産駒3頭の対決。最後はエイシンヒカリが二枚腰を見せて、サトノアラジンをクビ差抑えたところがゴールだった。

 エイシンヒカリは夏場を休養に充て、復帰戦の毎日王冠も快勝。天皇賞(秋)ではラブリーデイの9着に大敗したが、年末の香港CでGIタイトルを獲得する。そして翌年には仏G1のイスパーン賞を8馬身差で圧勝。ワールド・ベスト・レースホース・ランキングで129ポンドを獲得し、ジャスタウェイ以来の日本馬単独首位となった。

 種牡馬としては他のディープインパクト後継に対し、後れを取っている印象がある。しかし、エンヤラヴフェイスが3歳マイル路線を沸かせ、先日の安土城Sではエイシンスポッターがオープン2勝目を挙げるなど、重賞初制覇は手の届くところに来ている。逃げ馬ながら外ラチに向かう大幅な距離ロスをしながら勝利したりと、個性的だった父のような大物の誕生を心待ちにしたい。

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