8日、中山競馬場で行われたオーシャンS(4歳上、GIII・芝1200m)は、吉田隼人騎手騎乗の7番人気
プレミアムボックス(牡5、美浦・上原博之厩舎)が、中団追走から直線で脚を伸ばし、逃げ込みを図る12番人気エムオーウイナーをゴール前でハナ差交わして優勝した。勝ちタイムは1分08秒9(良)。さらにクビ差の3着には6番人気
ナカヤマパラダイスが入り、3連単は1,521,320円の波乱となった。なお、1番人気の
サンアディユはスタートで大きく出遅れ、最下位16着に敗れている。
勝った
プレミアムボックスは、父アドマイヤベガ、母がJRA2勝の
チャッターボックス(その父ターゴワイス)という血統。半妹に07年フェアリーS(GIII)2着の
スワンキーポーチ(牝3、美浦・鈴木康弘厩舎、父アグネスタキオン)がいる。05年12月にデビューし、4戦目(新潟・芝1000m)で初勝利。その後も芝のス
プリント戦で勝ち星を重ね、前走の山城S(1600万下)を勝ってオープン入りを果たしていた。通算成績14戦6勝(重賞1勝)。
鞍上の吉田隼人騎手は昨年のフェアリーS(
ルルパンブルー)以来のJRA重賞制覇で通算3勝目。管理する上原博之調教師は昨年のマイルCS(GI、ダイワメジャー)以来のJRA重賞制覇で通算16勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。