15日、中山競馬場で行われた千葉S(4歳上OP、ダート1200m)は、北村宏司騎手騎乗の6番人気ゼンノコーラル(牡7、栗東・中竹和也厩舎)が、道中は後方追走から、直線で外に持ち出されると猛然と追い込み、先に抜け出した3番人気ニシノコンサフォスをゴール前で1.1/4馬身差交わし優勝した。勝ちタイムは1分09秒5(重)。さらにハナ差の3着には8番人気マイネルアルビオンが入った。1番人気に推されたマイネルスケルツィは先手を取るも15着に敗れている。
勝ったゼンノコーラルは、父エルコンドルパサー、母はJRA2勝のスロクルージュ(その父アスワン)という血統。叔父に91年皐月賞(GI)2着のシャコーグレイド、98年日経賞(GII)を制したテンジンショウグンがいる。04年2月のデビュー戦(京都・ダート1800m)を勝利で飾ると、その後はダートの中距離戦を中心に勝ち星を積み重ね、初のスプリント戦となった前走のジャニュアリーS(1600万下、中山・ダート1200m)を15番人気で勝ってOP入りを果たしていた。通算成績28戦6勝。