16日、阪神競馬場で行われたフィリーズレビュー(3歳牝、GII・芝1400m)は、池添謙一騎手騎乗の11番人気(単勝53.1倍){horse=2005109177:マイネレーツェル}(牝3、栗東・五十嵐忠男厩舎)が、後方追走から直線で大外を回り、内から抜け出した7番人気ベストオブミーをハナ差交わして優勝した。勝ちタイムは1分22秒5(良)。さらにアタマ差の3着に4番人気レジネッタ。1番人気エイムアットビップは中団から伸びを欠き10着に敗れた。なお、上位3頭には、4月13日に阪神競馬場で行われる桜花賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝ったマイネレーツェルは、父ステイゴールド、母ケイアイベール(その父サクラユタカオー)という血統の青森産馬。06年の八戸市場にて200万円(税抜)で落札されている。
昨年7月21日の小倉・芝1200mでデビュー勝ちを収めると、続くフェニックス賞(OP)で2着、1番人気に推された小倉2歳S(GIII)でも3着に入るなどオープンで好走。11月の白菊賞(500万下、京都・芝1200m)で2勝目を挙げ、フェアリーS(GIII)は3着。今年は紅梅S(OP)6着、エルフィンS(OP)4着の成績でここに臨んでいた。通算成績9戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の池添謙一騎手は、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、トールポピー)以来のJRA重賞制覇で、通算25勝目。管理する五十嵐忠男調教師は、05年の阪神ジュベナイルフィリーズ(GI、テイエムプリキュア)以来のJRA重賞制覇で、通算2勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。