サンタアニタトロフィーを制したデュードヴァンと御神本訓史騎手と関係者
「サンタアニタトロフィー」(31日、大井)
直線外から一気の末脚全開。3番人気の
デュードヴァンが重賞2勝目をもぎ取り、「第71回日本テレビ盃・Jpn2」(9月25日・船橋)、「第35回テレ玉杯オーバルスプリント・Jpn3」(9月18日・浦和)の優先出走権もゲットした。JRAからの転入初戦だった4番人気の
イグザルトが内ラチ沿いから伸びて2着。1番人気の
オメガレインボーは2番手から早めに先頭に立ったが、最後はかわされて3着だった。
末脚不発に終わった前走のうっぷんを晴らすかのように、
デュードヴァンが直線外から一気に飛んできた。
よどみのない流れの中、3コーナー過ぎで逃げた
カラフルキューブに
オメガレインボーが絡むように他馬を引き離しにかかった。「スタートは出たけど、外も速くて引かざるを得なかった。リズムを崩さないように乗っていたけど、中団でも我慢してくれていたのが良かったね」と話す鞍上の御神本。
4角手前で外へ出すと、たまっていたエネルギーを一気に放出。早めに抜け出していたオメガ目がけてスパート。これを並ぶ間もなく抜き去った。1月の川崎マイラーズに続く二つ目のタイトル奪取。前々走以来、再び手の戻った主戦は「すごい脚だった。こういう競馬が板に付いてきたね」とにんまりだ。
昨年は最軽量
シュアゲイトで勝った坂井英師。今年はトップハンデでの連覇に「暑さを気にしていたけど、ここ2、3日でグッと良くなってました。スタッフが良くやってくれました」と感謝。次走は未定だが「御神本に全て任せてファンの目線で見てました。うれしいです」と目を細めていた。