29日、中山競馬場で行われた日経賞(4歳上、GII・芝2500m)は、蛯名正義騎手騎乗の1番人気{horse=2003104570:マツリダゴッホ}(牡5、美浦・国枝栄厩舎)が、離れた4番手追走から4角手前で先頭に替わると、直線に向いて後続を突き放し、3番人気トウショウナイトに3馬身差をつけて完勝した。勝ちタイムは2分32秒7(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には2番人気アドマイヤモナークが入った。
勝ったマツリダゴッホは、父サンデーサイレンス、母ペイパーレイン(その父Bel Bolide)という血統。叔父に99年菊花賞(GI)など重賞7勝のナリタトップロードがいる。05年8月のデビュー戦(札幌・芝1800m)を7馬身差で圧勝。その後も中距離戦で勝ち星を重ね、昨年のAJCC(GII)を5馬身差で圧勝して重賞初制覇を飾った。9月のオールカマー(GII)で重賞2勝目を挙げると、有馬記念(GI)では単勝52.3倍という人気薄を覆して快勝。今回がそれ以来約3か月ぶりの出走だった。通算成績17戦8勝(重賞4勝)。
鞍上の蛯名正義騎手は共同通信杯(GIII、ショウナンアルバ)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算79勝目。管理する国枝栄調教師はマツリダゴッホで制した昨年の有馬記念に続くJRA重賞制覇で、通算では14勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。