【セントライト記念】武豊騎手が史上初の偉業をかけて14年ぶりに参戦 スティンガーグラスで初制覇なるか

2024年09月10日 19:15

重賞初制覇を目指すスティンガーグラス(撮影:下野雄規)

 武豊騎手がスティンガーグラス(牡3、美浦・木村哲也厩舎)でセントライト記念(3歳・GII・芝2200m)の初制覇を目指す。

 武豊騎手はこれまでセントライト記念に3回騎乗。95年のフサイチブライアンが11着(4番人気)、08年のキングスエンブレムが7着(3番人気)、10年のアロマカフェが3着(2番人気)と、全て人気以下の着順に終わっている。クラシックを多く制しているレジェンドが未勝利ということもだが、そもそも騎乗機会が少ないことも意外な事実と言えよう。

 今年のパートナーはスティンガーグラスだ。18年の阪神JFを制したダノンファンタジーの半弟となる血統馬。ここまで4戦2勝。春のスプリングSでは6着に敗れたが、前走の1勝クラス(新潟芝2400m)では5馬身差の圧勝を収めた。着実に力をつけていることは間違いなし。今回は2回目の重賞チャレンジで、改めて力試しの一戦となる。

 名手にとっては偉業がかかる一戦でもある。現在行われているクラシックのトライアルは桜花賞と皐月賞が3レース、オークスと日本ダービーと菊花賞が2レースで計12レース。このうち、武豊騎手はセントライト記念を除いた11レースを制しているのだ。ここを勝てば、もちろん史上初となるクラシックトライアル完全制覇。また一つ、レジェンドらしい勲章を手にすることができるか、その手綱捌きから目が離せない。

【武豊騎手のクラシックトライアル制覇】
◇桜花賞
・チューリップ賞:7勝
88年シヨノロマン、93年ベガ、06年アドマイヤキッス、13年クロフネサプライズ、21年メイケイエール、23年モズメイメイ、24年スウィープフィート
・フィリーズレビュー:3勝 (前身の報知杯4歳牝馬特別含む)
99年フサイチエアデール、07年アストンマーチャン、14年ベルカント
・アネモネS:1勝
96年ノースサンデー

◇皐月賞
・弥生賞:8勝
96年ダンスインザダーク、97年ランニングゲイル、98年スペシャルウィーク、05年ディープインパクト、06年アドマイヤムーン、07年アドマイヤオーラ、10年ヴィクトワールピサ、20年サトノフラッグ
・若葉S:5勝
01年ダイイチダンヒル、03年アドマイヤグルーヴ、05年アドマイヤフジ、06年フサイチジャンク、20年アドマイヤビルゴ
・スプリングS:1勝
91年シンホリスキー

◇オークス
・フローラS:2勝 (前身のサンスポ賞4歳牝馬特別含む)
92年キョウワホウセキ、05年ディアデラノビア
・スイートピーS:1勝
96年シーズアチャンス

◇日本ダービー
・青葉賞:3勝
02年シンボリクリスエス、06年アドマイヤメイン、24年シュガークン
・プリンシパルS:1勝
96年ダンスインザダーク

◇菊花賞
・セントライト記念:未勝利
・神戸新聞杯:3勝
05年ディープインパクト、07年ドリームジャーニー、10年ローズキングダム

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