重賞初制覇を目指すサペラヴィ(21年5月撮影、ユーザー提供:natsumiさん)
「日高の名門」サンシャイン牧場が、阪神ジャンプステークス(3歳上・JGIII・障害3330m)の
サペラヴィ(牡7、美浦・南田美知雄厩舎)で25年ぶりのJRA重賞制覇を狙う。
サンシャイン牧場は78年に伊達秀和氏が設立。オーナーブリーダーとして中央、地方で生産馬を走らせている。99年の牝馬クラシックで活躍した
プリモディーネなどの生産者兼馬主として、さらにはアローエクスプレスや
ブロケードの馬主(名義は伊達秀和氏)として有名だ。ただ、近年は地方が主戦場。中央の現役の生産馬は
サペラヴィを筆頭に3頭のみとなっている。
阪神ジャンプSには
サペラヴィが挑む。
ローズキングダムの代表産駒の1頭。前走の新潟ジャンプSは3番人気で8着に沈んだが、着差は0秒8だから悲観する内容ではなかった。オープン2勝の実績は
ザメイダン、
ネビーイームと並んで最右翼。当然ながら有力馬の1頭となる。
サンシャイン牧場の生産馬がJRA重賞を勝てば、99年の桜花賞の
プリモディーネ以来で25年ぶりだ。管理する南田調教師にとっても08年の新潟ジャンプSの
ユウタービスケット以来、16年ぶりのJRA重賞制覇がかかる一戦。ぜひとも北の大地に吉報を届けてほしい。