27日、東京競馬場で行われたフローラS(3歳牝、GII・芝2000m)は、内田博幸騎手騎乗の1番人気レッドアゲート(牝3、美浦・田村康仁厩舎)が、中団追走から直線で一気に末脚を伸ばすと、逃げ粘る6番人気カレイジャスミンを1.1/4馬身交わして優勝した。勝ちタイムは2分00秒5(良)。さらに1/2馬身差の3着に8番人気キュートエンブレムが入った。4番人気の白毛馬ユキチャンは好位追走から伸びを欠き7着に敗れた。なお、上位3頭にはオークス(GI)への優先出走権が与えられる。
勝ったレッドアゲートは、父マンハッタンカフェ、母セカンドチャンス(その父スキャン)。伯父に97年ダービーグランプリ(交流GI)を勝ったテイエムメガトンがいる血統。
昨年12月にデビューし、3戦目(中山・芝2000m)で初勝利。前走のフラワーC(GIII)は2着に入っていた。通算成績6戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の内田博幸騎手は3月に大井からJRAに移籍後のJRA重賞初制覇で、昨年のNHKマイルC(GI、ピンクカメオ)以来となる通算6勝目。管理する田村康仁調教師は、04年きさらぎ賞(GIII、マイネルブルック)以来約4年2か月ぶりとなるJRA重賞通算3勝目となった。
なお、マンハッタンカフェ産駒としては昨年の札幌2歳S(GIII)を制したオリエンタルロック(牡3、栗東・田所秀孝厩舎)に続く2頭目の重賞勝ち馬となる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。