10日、東京競馬場で行われたプリンシパルS(3歳OP、芝2000m)は、武士沢友治騎手騎乗の10番人気{horse=2005103246:ベンチャーナイン}(牡3、美浦・小桧山悟厩舎)が、道中は後方追走から直線で外に持ち出されると、力強い伸び脚を見せ、逃げ込みを図る18番人気アグネススターチをゴール直前で1/2馬身差捕らえて優勝した。勝ちタイムは2分01秒5(稍重)。さらに2.1/2馬身差の3着に3番人気ヤマニンキングリー。1番人気のテラノファントムは13着に終わった。なお、上位2頭には6月1日に行われる日本ダービー(GI)への優先出走権が与えられる。
勝ったベンチャーナインは、父エイシンサンディ、母がJRA1勝のグラッドハンド(その父コマンダーインチーフ)という血統。昨年8月の新馬戦(新潟・芝1800m)を12番人気で勝利すると、続く野路菊S(OP)も2着に入り、今年の京成杯(GIII)では12番人気の低評価ながら、勝ったマイネルチャールズからタイム差なしの2着に好走していた。その後は3戦して、弥生賞(GII)9着、スプリングS(GII)11着、前走の皐月賞(GI)は13着に敗れていた。通算成績9戦2勝。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。