初勝利を目指すアロンズロッド(今年10月撮影、ユーザー提供:おさむさん)
名牝
アーモンドアイの初仔となる
アロンズロッド(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が、土曜東京3Rの2歳未勝利(芝1800m)で初勝利を狙う。
アロンズロッドは父
エピファネイア、母アーモンドアイ、母の父
ロードカナロアの血統。母は18年に牝馬3冠を制するなど、日本馬として初めて芝のGIを9勝した歴史的名牝。18年と20年にはJRA賞の年度代表馬に輝き、昨年には顕彰馬に選出された。また、祖母の
フサイチパンドラは06年のエリザベス女王杯の覇者。遡れば5代母は名繁殖牝馬のベストインショー(
Best in Show)で、近親にはエルグランセニョール(El Gran Senor)や
ラグズトゥリッチズ(
Rags to Riches)などの活躍馬が並ぶ。
10月東京の新馬(芝1600m)でデビュー。圧倒的1番人気に支持されながら、差し届かず0秒5差の4着に終わったものの、当時は明らかに余裕残しの体つきだった。さらに展開不向き、距離不足と厳しい条件が重なったので致し方なし。上がり3Fはメンバー中最速タイの33秒6だったように脚力は確か。母の主戦だったC.ルメール騎手の継続騎乗で、今度こそは初勝利といきたい。