25日、中京競馬場で行われた第25回東海S(3歳上、GII・ダート2300m)は、小林徹弥騎手騎乗の13番人気(単勝102.2倍)
ヤマトマリオン(牝5、栗東・安達昭夫厩舎)が、中団追走から直線で馬群を割って一気に伸び、16頭立て最低人気
ラッキーブレイクに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分24秒0(重)。さらにアタマ差の3着に2番人気
フィフティーワナーが入り、1番人気
ワンダースピードは4着。3連単は5,137,110円の大波乱となった。
勝った
ヤマトマリオンは、父オペラハウス、母がJRA6勝の
ヤマトプリティ(その父アンバーシャダイ)という血統。05年10月にデビューし、3戦目の未勝利(阪神・ダート1200m)で初勝利。10番人気(単勝27.7倍)で出走した06年のフ
ローラS(GII)で重賞初制覇を果たしたが、それ以降は精彩を欠いていた。ダート戦ではこれまで4戦2勝の成績を残していた。通算成績20戦4勝(うち地方1戦0勝、重賞2勝)。
鞍上の小林徹弥騎手は、02年
シルクロードS(GIII、
ゲイリーフラッシュ)以来となるJRA重賞勝利で通算5勝目。管理する安達昭夫調教師は
ヤマトマリオンで制した06年フ
ローラS以来のJRA重賞制覇で通算6勝目となった。