【地方競馬】南関3歳牝馬2冠のスピーディキックが浦和で引退式 藤原智師「感謝しかない」

2025年01月10日 19:35

 名牝スピーディキックの引退式(鞍上が主戦の御神本、右から2人目が藤原智行調教師)

 トレードマークの赤メンコもこれで見納め。南関東が誇る女傑スピーディキックが10日の浦和競馬場で引退式を行い、現役生活に別れを告げた。2022年桜花賞Vのゼッケン「11」を付け、優勝肩かけをまとい、寒風の中を待っていたファンに最後の勇姿を見せた。

 藤原智師&御神本&末田厩務員。そろって島根県の益田競馬(02年休止)出身。“チーム益田”の力を結集して作り上げた名牝は豪快な末脚を武器に桜花賞、東京プリンセス賞の南関3歳牝馬2冠をはじめ重賞7勝(門別時代の交流重賞エーデルワイス賞を含む通算9勝)。NARグランプリの最優秀牝馬部門では2歳から3年連続で輝いた。

 藤原智師は「感謝しかない。厩舎の基礎を作ってくれた大事な1頭。ケガなく送り出せて良かった」と感慨深げだ。2月いっぱいは厩舎で過ごし、その後は生まれ故郷の北海道浦河町の熊谷牧場へ旅立つ。初年度の“お婿さん”は未定だが「いい時間を過ごさせてもらった。有終の美は勝たせられなかったけど、この次の勝利は子どもに託したい」と主戦の御神本は感謝の言葉を口に別れを惜しんだ。

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