【東京新聞杯】来月定年の河内洋調教師 ウォーターリヒトで7年ぶりのJRA重賞制覇狙う

2025年02月06日 07:30

重賞初制覇を目指すウォーターリヒト(24年11月撮影、ユーザー提供:Spice Upさん)

 3月2日のレースを最後に定年となる河内洋調教師が、東京新聞杯のウォーターリヒト(牡4)で7年ぶりのJRA重賞制覇を狙う。

 河内調教師は騎手としてJRA通算14940戦2111勝。GI勝利は22を数え、86年にはメジロラモーヌで牝馬三冠、00年にはアグネスフライトで悲願のダービー制覇を果たした。そして調教師としては05年に開業。JRA通算4800戦381勝の成績を残している。

 東京新聞杯にはウォーターリヒトを送り込む。ここまで12戦3勝。昨年はシンザン記念が17番人気で3着、きさらぎ賞が10番人気で2着。自慢の末脚を武器に、大穴を連発した。その後、春の大舞台では苦戦を強いられたものの、夏場の休養を経て大きく成長。休み明けの3勝クラスを快勝すると、続くリステッドのキャピタルSも鮮やかに差し切って2連勝。前走の京都金杯は惜しくもクビ差の2着だったが、勝ったサクラトゥジュールとは内外の差が出ただけで、勝ちに等しい内容だった。今回は3走前と2走前に連勝した東京芝1600mが舞台。目下の勢いも含めて考えれば、今度こそ初タイトルの期待大だ。ちなみに同日のきさらぎ賞にはウォーターリヒトの半妹のウォーターガーベラが参戦予定。きょうだい同日重賞Vの可能性もゼロではない。

 河内調教師はこれまでJRA重賞を6勝しているが、18年の平安Sのサンライズソアが最後。地方では23年にアイコンテーラーでJBCレディスクラシックを制しているものの、中央でのビッグタイトルからは遠ざかっている。定年まで残り1カ月のここで待望の7勝目となるか。母と祖母も手掛けた「ゆかりの血統」ウォーターリヒトで、忘れられない1勝を手にしてほしい。

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