昨年3月デビューの女性騎手・大江原比呂が電撃引退 通算198戦4勝

2025年02月01日 11:02

 ズイウンゴサイでJRA初勝利を飾り、笑顔の大江原比呂(右)=24年6月9日

 昨年3月にデビューした女性ジョッキーの大江原比呂騎手(20)=美浦・武市=が現役を引退することが1日、明らかになった。JRAが本人から騎手免許の取消申請があり、同日付で取り消したと発表した。

 39期生として競馬学校に入学するも、ケガで1年留年。40期生として騎手デビューを果たした。初戦は昨年3月2日の中山1R(ダート1200メートル)で自厩舎のシアワセノランプとコンビを組み、16頭立ての15着。初勝利はデビュー89戦目となった6月9日の東京4R(芝2400メートル)。自厩舎のズイウンゴサイに騎乗し、中団で脚をためると、直線は先に抜け出した戸崎圭騎乗のダノンロッキーをゴール手前できっちり差し切った。

 夏は北海道に参戦。自身の手綱で新馬勝ちしたラインパシオンとのタッグで函館2歳Sに臨み、重賞初騎乗(14番人気=13着)も果たし、ルーキーイヤーはJRAで198戦に騎乗して4勝をマークした。

 しかし、8月31日の新潟8Rでは50キロで騎乗予定だったペイシャソプラノが負担重量超過で50・5キロに変更となり、過怠金10万円の処分に。10月5日には体重調整ができず、東京競馬場の調整ルームで汗取り中に疾病(脱水症状)を発症して乗り代わりとなり、9日間の騎乗停止処分が科せられた。

 12月1日には、朝の調教中に右手小指を負傷し、同日に騎乗予定だった中山競馬も乗り代わりに。ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド(12月12日・園田、同14日・中京)の参戦も見送り、今年に入ってからも休養中だった。

 同騎手は祖父が元調教師の哲さんで、父が蛯名正義厩舎の勝助手。同期には、JRA賞最多勝利新人騎手に輝いた高杉吏麒騎手(19)=栗東・藤岡、石神深道騎手(19)=美浦・和田郎=などがいる。

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