騎手課程を卒業し、父・竜二(左)に頭を撫でてもらう和田陽希
JRAは11日、新規騎手免許試験の合格者を発表し、和田竜二騎手(47)=栗東・フリー=の長男・和田陽希(17)ら7人が合格した。3月1日付で騎手免許が交付される。
合格者7人はこの日、千葉県白井市のJRA競馬学校で行われた騎手課程41期生の卒業式に出席。多くの報道陣から囲まれた陽希は「凱旋門賞を獲ることが目標。まずは新人賞を獲る」と意気込んだ。父の騎乗で最も印象的なのは自身の生まれる前、テイエムオペラオーが年間8戦無敗だった00年の最後に勝った有馬記念。「前年、グラスワンダーとスペシャルウィークの2強の3着だったところから、のし上がって勝つというところに心を打たれた」という。
卒業式に参列した父は「若い子には若い子の感覚があるし、活躍している人に引っ張ってもらえばいい。その中で聞いてくれれば、答えられるようにしておくけれど」とエールを送る。これからラ
イバルとなる父子の騎乗に注目だ。