石碑に集まる(前列左から)松山、黒岩、川田、藤岡佑、武豊、和田竜、高杉(後列左から)浜中、北村友、藤懸、池添、荻野琢、田中健、幸
昨年4月10日に35歳の若さで他界した元騎手の藤岡康太さんをしのび、桜の植樹式が13日、阪神競馬場で行われた。武豊や兄の藤岡佑、同期の浜中ら騎手14人、父の藤岡調教師、阪神馬主協会の木村会長ら関係者が出席。黙とうや献花も行われた。
式では、騎手クラブを代表して武豊会長が「もうすぐ、彼が亡くなって1年になりますが、一緒に乗れたことは我々の大切な思い出ですし、形として彼を感じることができる場所をつくっていただき、一人でも多くの方に彼を思い出していただけたらと思います」とあいさつした。
今回の植樹式は競馬ファンに『騎手 藤岡康太』をいつまでも忘れないでもらいたいという思いから、日本騎手クラブとJRA阪神競馬場が実施。植樹した木には、藤岡康太さんが好きだった“桃色”の花を咲かせる『
ベニユタカ』を選定した。阪神競馬場の馬頭観音像横に植樹された桜は4月中旬に咲く予定。