【中山記念】ノースフライト一族が悲願の重賞制覇へ サイルーンが待望の復帰戦だ

2025年02月27日 08:00

待望の復帰戦を迎えるサイルーン(24年6月撮影、ユーザー提供:natsumiさん)

 名牝ノースフライトの孫となるサイルーン(セ6、美浦・堀宣行厩舎)が、中山記念(4歳上・GII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。

 サイルーンは父ディープインパクト、母ハウオリ、母の父キングカメハメハの血統。母はJRAで3勝。祖母のノースフライトは94年に安田記念とマイルCSを制し、JRA賞の最優秀4歳以上牝馬に選ばれている。また、伯父のミスキャストは01年のプリンシパルSの覇者だ。

 ここまで15戦4勝。2勝クラスで足踏みが続いたが、昨年になって2勝クラス、3勝クラスと連勝し、一気にオープンへ。昇級戦、かつ重賞初挑戦となったエプソムCでもレーベンスティールから0秒6差の4着に健闘し、充実ぶりを示した。その後は休養していたので今回は約9カ月ぶりの実戦、さらには初のGIIと課題が多いが、得意の中山だけに楽しみはある。

 一族悲願のタイトルもかかる一戦だ。ノースフライト自身は重賞を6勝したが、その血を母系に引く馬はJRA重賞で未勝利。04年の福島記念のミスキャスト、11年のアイビスサマーダッシュのエーブダッチマンの2着が最高着順なのだ。サイルーンが本格化を告げる、そして18年1月に天国に旅立った祖母に捧げる勝利を手にすることを期待したい。

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