シャープな伸びを披露したシックスペンス(左)=撮影・持木克友
 
 「中山記念・G2」(3月2日、中山)
 開門直後の美浦Wに姿を見せた
シックスペンスは26日、僚馬
サトノトルネード(5歳2勝クラス)と併せ馬。馬場の内めからシャープな伸び脚を披露し、しまい軽く促された程度で6F83秒5-36秒4-11秒2を記録した。
 爪の不安で昨秋のマイルCSをパス。4日に帰厩後は坂路主体の調整を施されてきたが、最終追い切りはコースで長めからしっかりと負荷をかけられた。半馬身先着に、国枝師は「爪の不安がなくなったのでしっかり走らせようと。やはり能力がある。まだ気持ち余裕はあるが、しまいの動きはすごく良かった」と満足げにうなずいた。
 前走の毎日王冠では、初の古馬相手に堂々とした走りで快勝。しかも、「体調的には決して万全ではなかった」のだから恐れ入る。今回に関しても「万全ではなく、もうひとつ手前」との
ジャッジだが「それでも前走ぐらいはある」ならば実力を信頼していいだろう。
 中山芝9Fは昨年3月にス
プリングSを制した舞台。指揮官は「好位置につけて、しまいに脚を使ってくれれば。能力のある馬。いい結果を期待しています」と仕切り直しの一戦でV発進を描いていた。