3月1日の阪神2R・3歳未勝利(ダート1200メートル＝16頭立て)でホウショウマリス(牝3歳、栗東・河内洋厩舎、父ドレフォン)が勝利し、明日2日の出走で定年引退となる河内調教師が今年の4勝目を挙げた。

　この日、小倉競馬場に臨場している河内調教師は「前回は内枠だったからね。相手は矢作厩舎の馬(アスゴッド)かと思ったけど、4角でこちらが外だったから、あれをかわせば勝てると思っていた」とレースを振り返った。鞍上は河内師が騎手時代に所属した、武田作十郎厩舎で弟弟子だった武豊騎手。「さすが武豊や。ちょっと早めにガッツポーズしとったな」とうれしそうに笑った。

　ラスト重賞となる明日のチューリップ賞では、ウォーターガーベラの手綱も託している。「明日も豊に頑張ってもらうわ」と弟弟子にエールを送った。