開業から丸1年 福永祐一調教師の1年を振り返る

2025年03月05日 11:15

福永祐一調教師(c)netkeiba

 新規開業では近年屈指の注目を集めた福永祐一調教師がスタートして1年が経った。そこでこれまでの成績をデータの面から振り返りたい。

 開業時の馬質を振り返ると、新規とは思えない豪華ラインナップだったことは間違いない。とはいえ、出走回数が同時開業の8人の中で2番目に少ない191回にもかかわらず、トップの21勝を挙げているのは優秀だ。勝率の11.0%も森一誠調教師に次いで2位の数字。また、重賞の出走回数23回は断トツ。同じく2勝も森一誠調教師と並んでトップタイとなっている。

 続いて得意条件を見ていこう。芝とダートでは芝が勝利数、勝率ともに約2倍。距離は満遍なく勝っている印象だ。競馬場別では関東の主場2場で計1勝と物足りないが、これから数字を伸ばしてくるだろう。また、騎手も岩田望来騎手、川田将雅騎手、坂井瑠星騎手が3勝で並んでいて、明確な主戦ジョッキーはいない。それぞれの馬に合った騎手を起用していると考えていいだろう。

 最後に馬券的な視点で触れると、厩舎名で過剰人気をしているのか、これといった狙い目は見つからない状況だ。このあたりは今後の研究テーマとしておこう。

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