阪神11Rの第59回フィリーズレビュー(3歳GII・牝馬・芝1400m)は3番人気ショウナンザナドゥ(池添謙一騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分20秒7(良)。3/4馬身差の2着に14番人気チェルビアット、さらにアタマ差の3着に7番人気ボンヌソワレが入った。

　ショウナンザナドゥは栗東・松下武士厩舎の3歳牝馬で、父キズナ、母ミスエーニョ(母の父Pulpit)。通算成績は6戦2勝。

レース後のコメント

1着　ショウナンザナドゥ(池添謙一騎手)
「走りのフォームや身のこなしは自分が今まで乗せてもらった一流馬に通じるものがあって、とても楽しみにしていたのですが、なかなか重賞戦線で結果を出すことができませんでした。今日はしっかり勝ち切ることができてホッとしています。厩舎サイドが体を増やすことを心掛けて調整してくれて、今日はプラス10kgで臨めたのは大きかったと思います。道中の雰囲気はとても良く、いい走りをしてくれていると感じていました。

　直線を向いて動かしていくときにはいい反応をしてくれましたので、直線を向いた時には行けると思いました。ひとつ重賞を獲ることができてホッとしています。本当に期待をしている馬で、気性が激しいところもありますが、欲を言えば体がもっと増えていってくれればGIを目指していけると思います。(桜花賞までは)間隔がないので、まずはしっかり回復してもらって、また本番でもプラス体重で出てくることができればやれてもいいと思います」

2着　チェルビアット(北村友一騎手)
「まずは権利を取れたことが何より良かったです。3コーナーくらいがもう少しスムーズだったらとは思いますが、そのなかで最後までしっかり脚を使ってくれました。もっと奥がありそうな感じです」

3着　ボンヌソワレ(川田将雅騎手)
「とてもスムーズに走ることができて、最後まで精一杯の走りで3着まで来てくれました」

5着　モズナナスター(松山弘平騎手)
「スピードのある馬で、乗りやすかったです。ただ今日は外枠で厳しかったですね。速い馬が多くてしんどい枠でしたが、そのなかでもしぶとく頑張ってくれたと思います」

6着　ダンツエラン(団野大成騎手)
「追い切りの日よりも良くなっていると感じました。レースの中身は良かったですし、またいい形で次に向かえたらと思います」

9着　ウォーターエアリー(田口貫太騎手)
「ゲートを出ず、後ろからになりましたが、リズムよく折り合えました。競馬をこれから覚えてくれれば、もっと走れると思います」

10着　ルージュラナキラ(岩田康誠騎手)
「ゲートは出てくれて、馬は冷静でした。位置を取りに行って、うまくおさまりましたが、直線に向いてから進路がありませんでした」

11着　リリーフィールド(武豊騎手)
「スタート後に不利があり、スムーズなレースができませんでした」

13着　ドゥアムール(松若風馬騎手)
「右にモタれてしまい、最後は一杯になりました」

17着　ランフォーヴァウ(鮫島克駿騎手)
「ポジションを取る想定でしたが、ハイペースだったのでリズムを守りつつ運びました。展開が向くようなポジションでしたが、スペースがなくて不利もあったので、ちょっともったいない競馬になってしまって申し訳ないです」