アンドアイラヴハーに差され惜しくも2着のデイジー(左)=撮影・園田高夫
今週水曜に開業した田中勝春調教師(54)=美浦=が、土曜中山12R(芝1600メートル)で調教師デビュー。管理馬で8番人気のデイジーを出走させ、2着に終わった。
鞍上の菊沢が大外枠から積極的にハナに導くと、直線は外から伸びた1番人気の
アンドアイラヴハーとのたたき合いに。最後は首の上げ下げの末に鼻差で敗れた。
田中勝師は「惜しかった。いつたれるかと思って見ていたけど、頑張ってくれた」と奮闘した人馬をたたえつつ、「俺が乗っていたら?そりゃ勝ってたと思うよ。(現役時代は)鼻差に強かったから(笑)。勝つのが一番だけど、(初陣で)勝ったら勝ったで気持ち悪かったから。楽しめたから良かったと思うよ」と、ウイットに富んだ表現で振り返っていた。