98年のマイルCSを制したタイキシャトル(撮影:高橋正和)
11月23日(日)に京都競馬場で行われるマイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)には、安田記念を制した
ジャンタルマンタル、連覇を狙う
ソウルラッシュなど、好メンバーが集った。本稿では同レースの開催にあたり、過去41回の着差をランキング形式で紹介する。
■5位タイ 2馬身半 91年ダイタクヘリオス
単勝11.8倍の4番人気だったダイタクヘリオスがハナを奪うと、前半1000mが59秒5のマイペースに持ち込む。直線に向いても脚色は衰えず、ラスト3Fを11.8-11.8-11.7でまとめて押し切り。2着の
ダイイチルビーに2馬身半差をつける完勝でGI初制覇となった。
■5位タイ 2馬身半 97年タイキシャトル
3歳の外国産馬が上位人気を占めた一戦だったが、終わってみれば1強だった。2番人気のタイキシャトルが好位から抜け出して2馬身半差の圧勝。後の歴史的名マイラーが初のGIタイトル獲得となった。
■5位タイ 2馬身半 24年
ソウルラッシュ GIでは惜敗キャラが定着していた
ソウルラッシュだったが、この日は一味違った。中団追走から馬群をスムーズに捌き、弾かれたように伸びて差し切り。団野大成騎手のゴール手前からの大きな
ガッツポーズも印象的だった。
■4位 3馬身 85年ニホンピロウイナー
ニホンピロウイナーが1番人気に応えて3馬身差の圧勝。前年の第1回に続く連覇を成し遂げた。このレースを最後に現役引退。種牡馬としても素晴らしい活躍を収めた。
■3位 4馬身 88年サッカーボーイ
1番人気のサッカーボーイが桁違いの末脚を発揮して4馬身差の圧勝。春の日本ダービーでは1番人気で15着に終わったが、ここで前年の阪神3歳Sに続くGI・2勝目となった。
■1位タイ 5馬身 87年ニッポーテイオー
単勝1.2倍の圧倒的1番人気に推されたニッポーテイオーが、素晴らしいパフォーマンスを見せた。番手追走から直線で抜け出し、2着のセントシーザーに5馬身差の圧勝。天皇賞(秋)に続くGI連勝を果たした。
■1位タイ 5馬身 98年タイキシャトル
同年のジャックルマロワ賞を制したタイキシャトルの凱旋レースだった。単勝1.3倍が示す通り、勝ち方が焦点だったが、まさにワンサイド。好位からグングンと後続を引き離し、大接戦の2着争いを尻目に5馬身差の大楽勝。5つ目のGIタイトルを獲得した。