<中山12R>初陣を2着で終え笑顔の田中勝師(撮影・郡司 修)
元騎手で調教師に転身した田中勝春師(54)が中山12Rで初陣を迎え、8番人気のデイジーがいきなり2着に好走した。
結果を確認した田中勝師は第一声、「負けた!(笑い)」と悔しがった。デイジーは大外枠から果敢にハナへ。直線で繰り広げられた
アンドアイラヴハーとの激しい叩き合い。「ドキドキというより、
ピョンピョンしちゃったよね」とデビュー戦を振り返った。「惜しかったよね。俺が乗っていたら勝っていたかな。(現役時代は)鼻差に強かったからね」と取材陣を笑わせた。「いい競馬だった。楽しめたからよかったよ」。冷たい雨が降る中山の最終レースでカッチー
スマイルがはじけた。