【地方競馬】“Mr.PINK”内田利雄騎手が浦和で引退セレモニー「こんな幸せなジョッキー人生はない」

2025年03月21日 20:11

 花束を掲げてファンの声援に応える内田利雄騎手(撮影・村上英明)

 ピンクのド派手な勝負服から“Mr.PINK”の愛称で親しまれてきた内田利雄騎手(63)=浦和・藤原智=の引退セレモニーが21日、浦和競馬場のウイナーズサークルで行われた。

 1978年10月に宇都宮競馬でデビュー。31日で46年余のジョッキー生活にピリオドを打つが、地元開催最終日となるこの日がラストライド。4鞍で2、6、2、3着と白星はなかったが、地方競馬通算2万6021戦3613勝(うち2000年東京盃・Jpn2など地方重賞80勝。他にJRA=重賞1勝を含む3勝。海外=韓国・マカオで重賞3勝を含む158勝)と輝かしい実績を締めくくった。

 「特技はファンサービス」と言ってきたMr.PINK。最後は集まったファンへ“ミニライブ”のプレゼントだ。かつてリチャード・ピンクとして、栃木県出身のロックバンド「ひまわる」にヴォーカルで参加していた時のオリジナル曲「あかね」などを熱唱した。

 「こんな幸せなジョッキー人生はない。晴れ晴れとした気分。応援ありがとうございました」とあいさつすると、いつまでも拍手は鳴り止まなかった。4月からはNAR地方競馬教養センター(栃木県那須塩原市)の教官として騎手候補生を育成する。“第二、第三のピンク”が競馬場に戻ってくる日が待ち遠しい。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。