『大井の帝王』的場文男騎手が騎手免許を返納「ちょっと寂しい気もする」

2025年03月31日 18:59

的場の免許返納式には、騎手候補生時代の教官・早川平八さん(左)もかけつけた

 日本記録の7424勝を挙げ、大井の帝王と称された的場文男騎手(68)=東京都騎手会=の免許返納式が3月31日、東京都港区のNAR地方競馬全国協会本部で行われた。

 この日はトレードマークで、永久保存が決まった「赤、胴白星散らし」の勝負服ではなく、スーツに身を包んで出席。集まった関係者に大きな拍手で迎えられると、「ありがとうございます」と、深々と何度も何度も頭を下げた。

 続いてNARの斉藤弘理事長に自ら騎手免許を手渡すと、騎手候補生時代の教官・早川平八氏(80)がお祝いに駆けつけ、記念品を手渡した。

 返納式では、ファン投票で選ばれた的場の「ベストレース」の結果が発表され、ボンネビルレコードで制した2007年帝王賞が252票を集め1位、コンサートボーイで制した1997年帝王賞が177票で2位、3位は1993年帝王賞(ハシルショウグン)となったことが発表された。

 的場は「51年間持っていた免許を返すのは、ちょっと寂しい気もする。ここまで来ることができたのは関係者がかわいがってくれて、ファンの応援があったから」と感謝。「これからは、機会があったら大井へ恩返ししていきたい」との言葉を残し、騎手人生最後の日を締めくくった。

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