昨年のアーリントンCを制したディスペランツァ(c)netkeiba
今週末の5日(土)は阪神競馬場でチャーチルダウンズカップ(3歳・GIII・芝1600m)が行われる。昨年まではアーリン
トンカップの名前で実施されていたが、由来となったアーリントンパーク競馬場は2021年に廃止。22年からは
チャーチルダウンズ競馬場で交換競走を行っており、今年からレース名が変更されることになった。
チャーチルダウンズ競馬場は米国・ケンタッキー州のルイビルに位置する。1875年に開場した歴史ある競馬場で、ケンタッキーダービーの舞台。ブ
リーダーズカップもこれまで9回開催されるなど、アメリカでも有数の競馬場として知られる。アーリントンパーク競馬場で行われていた阪神競馬場との交換競走は、ハンシンステークス(Hanshin Stakes)の名前で
チャーチルダウンズ競馬場に移設。22年にはのちにBCダートマイルを連覇する
コディーズウィッシュ(
Cody's Wish)が制している。
慣れ親しんだタイトルは今年から変わるが、レースの役割が変わることはない。ローテーションの見直しで施行時期こそ2週間繰り上げられたが、上位3頭にNHKマイルCへの優先出走権が与えられるのも同じだ。今年は16頭がエントリー。昨年のサウジアラビアRCを制した
アルテヴェローチェを中心に、朝日杯FSときさらぎ賞でともに3着の
ランスオブカオスなどが出走を予定している。新たなレース名のもと、大舞台に名乗りをあげる3歳馬はどの馬だろうか。