JRAが4競走で馬券発売をするドバイワールドカップデー(5日)の最終追い切りが1日、メイダン競馬場で行われた。ドバイワールドCに出走するフォーエバーヤングはダートコースを馬なりで抜群の手応え。海外G1連勝へ視界良好だ。

　再び世界の頂点へ。史上初となるサウジC→ドバイワールドC制覇を狙うフォーエバーヤング(牡4＝矢作)はメイダンのダートコースで最終リハ。道中は僚馬のアメリカンステージ(3歳オープン)を2馬身追走。直線、やや離れた外からジワジワ差を詰め、馬なりのまま手応え十分に併入した。感触を確かめた坂井は「いいリズムで手応え抜群。反応も良かったですし、言うことないと思います」と納得の表情。サウジからの海外転戦でも、好調をキープしている。

　ライバル筆頭と思われた昨年覇者ローレルリバーが回避。調教中は多くの海外メディアがカメラを向けるなど注目度はひときわ高まっている。鞍上は「(調整は)世界の矢作チームがやってくれたので、自信を持って挑みたい」としつつも「もちろん油断はできないメンバー。フォーエバーヤングの力を出し切れるように」と口元を引き締めた。