昨年のトレーニングセール会場の様子(c)netkeiba
北海道新冠町の日高軽種馬共同育成公社では9日、前日に引き続き5月20日にJRA札幌競馬場で行われるトレーニングセールに上場を予定している2歳馬の調教VTR撮影とアナボリックステロイド検査が行われた。
この日、撮影が行われた1周1200mダートコースに馬場入りしたのは8頭(牡1頭、牝7頭)。最速タイムはリアルスティール産駒の「ボンニデーの2023(牝、母の父キングカメハメハ)とホークビル産駒「モリデンヴィーナスの2023(牡、母の父ジェニュイン)の2頭が記録した11秒4だった。
九州産馬の前者は昨年のひまわり賞3着レーニスの半妹。後者はホッカイドウ競馬で1勝をあげたのち笠松競馬で4勝をあげたモリデンマグマの半弟にあたる血統で、母のモリデンヴィーナスは2012年に福山競馬場で行われた福山チャンピオンシップの優勝馬だ。
なお、2日間を通して61頭がVTR撮影を行い、最速タイムは8日に撮影された「ユメカスミの2023(牡、父フォーウィールドライブ)と「カクテルフォンテンの2023(牝、父タワーオブロンドン)の2頭が記録した10秒9だった。