【皐月賞】クロワデュノール 無敗での1冠奪取へ視界良好 1週前に激変、抜群の動き見せ絶好調 北村友「負けたくない」

2025年04月17日 06:00

 北村友とともに無傷での皐月賞制覇を狙うクロワデュノール(手前)=撮影・石湯恒介

 「皐月賞・G1」(20日、中山)

 1冠奪取へ、視界良好だ。デビューから無傷3連勝でホープフルSを制したクロワデュノールが16日、北村友を背に最終デモ。栗東CWで併せ馬を行い、今にもはじけそうなパワフルな動きで併入した。1強ムードが漂うなか、逆転を狙うライバルたちも好調をアピール。きさらぎ賞覇者のサトノシャイニングは栗東坂路を軽快に登坂。共同通信杯を制したマスカレードボールも、美浦坂路で僚馬を突き放す抜群の動きを見せた。

 ホープフルS覇者クロワデュノールが、栗東CWで躍動した。北村友を背にリラックスした様子で姿を現すと、ヤマニンシュラ(3歳1勝クラス)を前に見る形で、じっくり鞍上とコンタクトを取りながら直線へ。前進気勢に満ちあふれ、今にもはじけそうな抜群の手応えで併せた僚馬と併入し、6F84秒6-37秒7-11秒3を計時した。

 3週連続手綱を取った北村友は「1週前にガラッと変わりましたね。自分から体を使って動けるようになった」と変化を伝え、「きょうは集中を保ちながらも動きには余力があり、いい動きでした」と納得の表情を浮かべた。見守った斉藤崇師も「やりたいことを全部できた」とうなずく。ここまでは陣営の青写真通りに、調整を進めて来られたようだ。

 新馬戦Vから良化途上で挑んだ東スポ杯2歳Sでは、上がり3F33秒3の末脚を繰り出して完勝。前走のホープフルSは、中団待機から早めに仕掛ける形となったが、再び鋭い伸び脚を披露し、後続を2馬身突き放した。主戦は「終わってみれば強かったの一言ですね」と振り返りつつ、「本当に欠点がなく、総合点の高い馬です。2歳時よりも芯が出てきていますね」とさらなる成長に目を細める。

 最優秀2歳牡馬として、迎え撃つ立場で臨む1冠目。「負けたくない。それ以外の言葉はありません」と北村友の言葉に力がこもる。「そう思わせてくれるような馬に出会えたことに感謝しています。まずは目の前の一戦に集中して大切に乗りたい」。いざ、無敗での皐月賞獲りへ-。世代トップの座は譲らない。

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