春の東京開幕週の日曜はオークス
トライアル「第60回フ
ローラS」(G2、芝2000メートル)がメイン。上位2頭に、オークス(5月25日、東京)の優先出走権が与えられる。
 フ
ローラSの主役は重賞で好走中の
エストゥペンダだ。強靱(きょうじん)な瞬発力を生かし、フェアリーS→クイーンCで連続3着。中でも前走は優勝馬
エンブロイダリーが次の桜花賞を勝ち、2着
マピュースが桜花賞4着というハイレベルな一戦だった。血統的に距離延長は問題なく、重賞初Vのチャンス到来だ。
 フラワーC3着の
ゴーソーファーは既に2000メートルで勝利しているのが強み。東京コースは初めてになるが、持続した脚が使えるので長い直線は最適とみる。
ブラックルビーは7カ月半ぶりの前走を快勝し、無傷2連勝中。体は大きくないが、センスの高さは光る。
 君子蘭賞を逃げ切った
ルクスジニアは開幕週向きの先行力の持ち主。中山未勝利戦を快勝した
ロジャリーマインは16年宝塚記念などG1を2勝している
マリアライトが母という良血馬。2戦続けて2000メートルを使っており、距離適性の高さも魅力だ。エルフィンS2着の
グローリーリンク、休養を挟んで2連勝中の
ヴァルキリーバースも上位の一角を担う。