◆第32回青葉賞・G2(4月26日、東京競馬場・芝2400メートル、良=2着までに日本ダービーの優先出走権)
ダービー
トライアルは3歳牡馬13頭で争われ、1番人気の
エネルジコ(美浦・高柳瑞樹厩舎、父
ドゥラメンテ)が、重賞初制覇を飾った。馬場入り後に雨が降るコンディションのなか、道中は後方に。直線では外から脚を伸ばし、ゴール前で他馬を差し切り。5着まで首+鼻+首+首差の大接戦を制した。勝ちタイムは2分24秒8。
昨年10月の新馬戦、今年2月のセントポーリア賞に続き、東京コースでデビュー3連勝。無敗馬のVは10年の
ペルーサ以来15年ぶりとなった。クリストフ・ルメール騎手は23年の
スキルヴィングに続く同レース2勝目で、JRA通算2000勝を達成した。高柳瑞調教師は昨年の
セントウルS(
トウシンマカオ)以来の重賞制覇となった。
2着は2番人気の
ファイアンクランツ(
ジョアン・モレイラ騎手)で、日本ダービーの優先出走権を獲得。3着は4番人気の
ゲルチュタール(
アンドレアシュ・シュタルケ騎手)が入った。
ジョアン・モレイラ騎手(
ファイアンクランツ=2着)「レース前に
テンションが高くなったけどいいスタートが切れた。内に入るまでに時間が掛かったけどポジションを取ってリズム良く運べた。長く脚を使うと聞いていてそのイメージで乗って力は出し切れたけど最後1頭に差されてしまった」