◆第60回フ
ローラS・G2(4月27日、東京競馬場・芝2000メートル、良=2着までにオークスの優先出走権)
伝統のオークス
トライアルに3歳牝馬18頭が出走し、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した1番人気の
ヴァルキリーバース(美浦・田中博康厩舎、父
エピファネイア)は2着。3連勝での重賞初勝利はならなかった。同馬は13年にフ
ローラSを制した
デニムアンドルビーのめい。近親に01年のエリザベス女王杯を制した
トゥザヴィクトリーなど、母系には活躍馬が多数いる。昨年6月のデビュー戦は4着だったが、9月の2戦目で初勝利。6か月の休養を挟んだ今年2月のフリージア賞を制し、牡馬とのレースで2連勝し、今回が重賞初挑戦だった。
1着は7番人気で51歳の
アンドレアシュ・シュタルケ騎手が騎乗した
カムニャック(栗東・友道康夫厩舎、父ブラックタイド)。勝ちタイムの1分58秒6は2020年
ウインマリリンがマークした1分58秒7を上回るレースレコードとなった。
3着は最低18番人気の
タイセイプランセス(石橋脩騎手)が入った。
ルメール騎手(
ヴァルキリーバース=2着)「チークが効きすぎていたのか、最初は少しかかってしまった。次はつけなくていいかな。ゲート裏で
テンションが上がってしまって、まだ若さがある。勝ち馬をマークして直線を向いたが、最後に疲れてしまった。頑張ってくれたけどね」