2700万円で落札された「サマーリガード2023」(カメラ・荒牧 徹)
 
 JRAが購入、育成した2歳馬のトレーニングセール「2025 JRA 
ブリーズアップセール」が4月29日、中山競馬場で開催された。今年で21回目を迎えて、オンラインビッドシステムによる購買を含むセリ方式で行われた。上場頭数は76頭で、75頭(牡馬40頭、牝馬35頭)が売却された。
     新種牡馬の産駒も注目を集めたなか、
マテラスカイ産駒の「
サマーリガードの2023」は、高橋文男氏が2700万円で落札した。新種牡馬の父は18年のプロキオンSなど重賞2勝を挙げたほか、19年のドバイ・
ゴールデンシャヒーンで2着に好走するなどダートの短距離路線で活躍した。
     預託先となる地方・兵庫の盛本信春調教師は、「育成場での動きも良くて、いい馬が買えました。母親をうちで管理していましたし、生産牧場さん(船越伸也氏)もご縁があります。(父の魅力は)
スピードですかね。(距離は)園田の小回りなら、幅広く走れるのかなと思います」と語った。同オーナーは昨年の
ブリーズアップセールでも、後に園田ジュニアCを制するなど地方の園田でデビュー6連勝を飾った
オケマル(牡3歳、兵庫・盛本信春厩舎、父
ニューイヤーズデイ)を落札している。