京王杯SCを制したトウシンマカオ(撮影・佐々木彰尚)
「京王杯SC・G2」(3日、東京)
2番人気の
トウシンマカオ(牡6歳、美浦・高柳瑞)が、5番手から鮮やかに抜け出し、1分18秒3(良)のJRAレコードで重賞5勝目を飾った。2着は川田騎乗の1番人気
ママコチャで、3着には3番人気の
ロジリオンが入った。
横山武は「能力はG1級と思っていたので、勝てて良かったです。千四ですし、決して得意と言える舞台ではなかったと思うんですが、折り合いもつきましたし、しまいのはじけ(っぷり)も良かったと思います」と相棒のパフォーマンスを絶賛した。4着に敗れた高松宮記念以来の実戦だったが、「G1を使った後も厩舎の方が大事に調整してくれて、それも良かったと思います」と、厩舎スタッフの丁寧な仕事ぶりをたたえた。
この勝利で安田記念(6月8日・東京)の優先出走権を獲得。ただ、今後については「厩舎の方とも話をしてどういうプランがいいのかを考えていければ」と、慎重に言葉を選びながら話していた。