◆第70回京王杯スプリングカップ・G2(5月3日、東京競馬場・芝1400メートル=1着馬に安田記念の優先出走権、良)
古馬による短距離重賞は12頭立てで行われ、横山武史騎手が騎乗した2番人気の
トウシンマカオ(牡6歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父
ビッグアーサー)が勝利。24年
セントウルS以来の重賞5勝目を挙げた。これまで4つのタイトルは全て芝1200メートルで手にしてきたが、初めて1400メートルで重賞を制した。勝ちタイムの1分18秒3は従来の記録を1秒1も上回るコースレコード。02年に
マグナーテンが新潟・芝1400メートルでマークしたJRAレコードも0秒7更新した。
2着は1番人気の
ママコチャ(川田将雅騎手)、3着は3番人気の
ロジリオン(松山弘平騎手)だった。
三浦皇成騎手(
トゥラヴェスーラ=6着)「上手に走ってくれました。ペースが速く、馬場が硬くて前が止まらなかった。それでも、よく間を割って最後まで伸びてくれました」
幸英明騎手(
カンチェンジュンガ=7着)「手応え良く直線は向いたけど、この馬のいつもの切れ味を発揮できませんでした」
松岡正海騎手(
バルサムノート=8着)「折り合いがだいぶついてきた。格好はつけられた。今だったら距離を延ばしてもいいかもしれない」
横山和生騎手(
アサカラキング=9着)「いろいろプランを考えてはいましたが、あのスタートが決まったら逃げるのは仕方がないです。ポテンシャルの高さを感じました」
ミルコ・デムーロ騎手(
カルロヴェローチェ=10着)「少し力んだけど、流れに乗っていいところにつけられた。ひと息で走っている感じで、息が抜けるとフワッとしてしまった」
菅原明良騎手(
スズハローム=11着)「しまいで動かしたけど、前後の
バランスがバラバラで最後は伸びを欠きました」
津村明秀騎手(
オオバンブルマイ=12着)「ゲートは出たけど、馬がちゅうちょするところがあった。大ざっぱな競馬がいいのかもしれません」