「天皇賞(春)・G1」(4日、京都)
ヘデントールが1番人気に応え、G1初制覇を飾った。頭差の2着には6番人気の
ビザンチンドリーム、3着には4番人気の
ショウナンラプンタが入った。
見応え十分の大接戦となった。よどみない流れで迎えた2周目の3角付近で各馬が動き出すと、中団で構えていた
ヘデントールも徐々に進出。最後の直線に入り、一気に馬場の真ん中を突き抜けたが、外から
ビザンチンドリームが強襲した。レーンとシュタルケの外国人騎手による一騎打ちに。馬体を合わせ、壮絶なたたき合いとなったが、先頭でゴールを駆け抜けたのは
ヘデントール。ダイヤモンドSから連勝で初のG1タイトルをつかんだ。
23年のダービー(
タスティエーラ)以来となるJRAG1・6勝目をマークしたレーンは、インタビューの第一声で「
アリガトウゴザイマス」と日本語で喜びを表現した。最後の直線については「
ビザンチンドリームが来ていたが、いいファイトをしてくれた」と相棒を称賛。「まだまだ体も精神も若い」と評する
ルーラーシップ産駒の4歳馬が、長距離界をリードしていくことになりそうだ。