併せ馬で好仕上がりをアピールしたステレンボッシュ(右)
「ヴィクトリアマイル・G1」(18日、東京)
大敗した大阪杯から巻き返しへの手応えは確かだ。
ステレンボッシュは14日、戸崎圭を背に美浦W。1週前に引き続き、新潟大賞典に臨む
パラレルヴィジョン(6歳オープン)と併せた。向正面であった2馬身追走の間合いを4コーナーで自然に詰めて併入した。
戸崎圭が上向き加減の状態を説明する。「先週より気合乗りも良く、元気いっぱいです。以前は追い出してから少し浮くような走りでしたが、今は重心も低くなって、フットワークも良くなっている」と胸を張った。
国枝師も自信を持って送り出す。「なかなかいい感じで、シャープな動き。
バランス、リズム、見た目も良かったね。大阪杯もこれという問題はなかったが、競馬がもうひとつ。走れる状態ではあったから分からないが、今回も出す方としては満足です」。仁川での末脚不発は総括できずにいるが、今度の府中は地元戦だ。
アスコリピチェーノとは過去2度の直接対決で1勝1敗。「ジョッキーも手応えを感じている。距離適性は向こうの方があるかもしれないが、うまく立ち回れば」。ラ
イバルの動向をよそに、トレーナーは自然体だ。