日本ダービー2025に出走予定のエムズ(今年3月撮影、ユーザー提供:おかおみさん)
池江泰寿調教師がエムズ(牡3)で、日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)の14年ぶり2勝目を狙う。
池江調教師はこれまで日本ダービーに現役トレーナーでは最多となる22頭を送り込んでいる。11年に後に三冠馬となるオルフェーヴルで初制覇。この年から21年までの11年連続出走も偉業といえる。ただ、22年以降は3年連続で出走なし。ソウルラッシュやママコチャなど、古馬のGI勝ち馬が出ているとはいえ、クラシックではやや寂しい状況が続いている。
そんな中、今年の日本ダービーにはエムズを送り込む。18年の阪神JFを制したダノンファンタジーの半弟となる血統馬。昨年12月のデビューから2連勝。前走の京都新聞杯は完敗の2着だったが、勝ったショウヘイとは瞬発力勝負への適性の差もあったか。締まった流れ、あるいは道悪になれば差は詰まるはず。もちろん、十分に逆転の可能性も残されている。
池江調教師にとっては4年ぶりの日本ダービー参戦となる。ここで待望の2勝目を手にするとともに、池江王国の完全復活をアピールしてほしい。