安田記念を目指すソウルラッシュ(写真左、撮影:井内利彰)
6月8日、東京競馬場の芝1600mで行われる安田記念。2022年の安田記念から3年続けて、このレースへ出走中のソウルラッシュ(栗東・池江泰寿厩舎)は今年も参戦予定。今回は2022年に騎乗した浜中俊騎手とのコンビ再結成ということで、今朝22日はレースに向けての2週前追い切りに騎乗した。
朝一番のCW。スヴァルナ(障害OP)を追走する形だったが、向正面から15秒を切るラップで入っていき、3コーナー手前で少し息を入れるようなラップ。4コーナーでじわっと加速して、最後の直線に向いていくが、この時点ではまだ前に追いつきそうな勢いはない。
ただ、最後の直線に向いて追い出されるとぐんぐんと加速していき、あっさりとスヴァルナを交わしていく。そして、ゴール前もしっかり追われていて、見るからに速いラップというスピード感でフィニッシュだった。
時計は6F80.0〜5F65.5〜4F51.0〜3F35.8〜2F21.6〜1F10.5秒。ラスト1Fはとんでもない速さ。22日だけでなく、21日も含めた追い切りの中で最速のラップ。もともと11秒を切るラップを踏む馬ではあるが、やればここまで出るといった感じ。今後は楽な手応えで10秒台を踏んでくるかどうか、そこがポイントになりそうだ。
(取材・文:井内利彰)