※騎手は想定。その他の登録馬=アスターブジエ、エセルフリーダ、エンドロール
「目黒記念・G2」(6月1日、東京)
復帰戦の大阪-ハンブルクCを制した
アドマイヤテラ。格上挑戦の形だったが、好位から難なく抜け出し、最後は遊ぶ余裕を見せる着差以上の完勝。昨年の菊花賞3着馬だけに、ここでは力が違った。レース後も順調に調整が進んでおり、出来は引き続き良好。長距離界の新星となりうる好素材。重賞初Vを飾り、再びG1の舞台へ。
メトロポリタンSで待望のオープン初Vを決めた
マイネルクリソーラ。後方で脚をため、直線で馬群の間から勢いよく抜け出すと、後続の追撃を抑えてフィニッシュ。時計の速い馬場でも結果を出して、収穫大の一戦だった。重賞戦線で強敵にもまれて、着実に地力を強化してきた。目下の充実ぶりなら、G2でも互角に戦えるはずだ。
メトロポリタンSは惜しくも2着に敗れた
マイネルカンパーナ。中団のインでロスなく運ぶと、直線で狭くなるシーンはあったが、スペースがあくとゴール前で急追。勝ち馬に首差まで迫る好内容だった。2走前の早春Sでは、のちの阪神大賞典覇者
サンライズアースを下しており、能力は重賞級。ハンデ次第では勝ち負けに持ち込める。
日経賞は道悪馬場に泣いた
マテンロウレオ。絶好位の3番手から抜群の手応えで直線に向いたが、いざ追われるとさっぱり伸びなかった。レース後、昆師は「馬場がこれだけ悪いとね」と敗因を説明した。2走前のAJCCでは
ダノンデサイルの2着。良馬場で反撃へ。
2勝、3勝クラスを連勝中の
スティンガーグラス。芝2400〜2500メートルは、3戦3勝と長距離で頭角を現してきた。東京芝2500メートルはタフな舞台設定だけに、持久力勝負になれば台頭も十分だ。