今週末日曜に東京競馬場で行われる日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)について、これまでの傾向から分析。本稿では「配当」に注目して、的中のヒントを探ってみたい。
近10年の日本ダービーは波乱含み。単勝平均配当は1890円だった。18年にワグネリアンが単勝12.5倍で勝利したのを始め、19年ロジャーバローズが93.1倍、21年シャフリヤールが11.7倍、24年ダノンデサイルが46.6倍と、単勝二桁オッズの伏兵が4度も制している。15年ドゥラメンテ、20年コントレイルが単勝1倍台で勝っているものの、1番人気自体が【2-3-2-3】と絶大な信頼を置ける数字ではなく、中波乱くらいを狙ったほうがいい。
1着馬に人気薄が多いということは、連系の馬券も配当が付く。それぞれの平均は馬連が3301円、3連複が58247円、3連単が34万2720円。18年には5→4→16番人気で入線し、3連単はレース史上最高額の3連単285万6300円を記録したほか、昨年は9番人気→1番人気→7番人気での決着となり、レース史上3位の3連単22万9910円となった。16年、17年は1〜3番人気で上位独占だったいっぽうで、1、2番人気がともに連対したのは20年のコントレイル→サリオスのみ。堅めの買い目を組むにしても、ひとひねりあったほうがよさそうだ。
【過去10年の単勝・3連単配当】
24年 単勝4660円 3連単22万9910円
23年 単勝830円 3連単29810円
22年 単勝420円 3連単15770円
21年 単勝1170円 3連単58980円
20年 単勝140円 3連単5140円
19年 単勝9310円 3連単19万9060円
18年 単勝1250円 3連単285万6300円
17年 単勝530円 3連単11870円
16年 単勝400円 3連単4600円
15年 単勝190円 3連単15760円