22年の牝馬二冠を制したスターズオンアースの半弟となるダノンブランニュー(牡3、栗東・福永祐一厩舎)が、土曜京都4Rの3歳未勝利(芝1400m)で初勝利を狙う。

　ダノンブランニューは父ミッキーアイル、母サザンスターズ、母の父Smart Strikeの血統。半姉のスターズオンアースは22年の桜花賞とオークスの覇者。そして祖母のスタセリタは09年の仏オークスなどGIを6勝した名牝。さらに叔母のソウルスターリングも16年の阪神JFと17年のオークスを制している。この血統が評価されて、22年のセレクトセール当歳では1億4000万円(税抜)の高値となった。

　ここまで4戦0勝。昨年6月の新馬は後にダリア賞を制するプリティディーヴァにクビ差届かずの2着。続く7月の未勝利は好位で力んだ上、直線で左にササッて3着に終わった。その後は休養を挟み、ダートに転じたが2戦連続で2桁着順に大敗。今回は3戦ぶりの芝チャレンジとなる。

　実績のある芝で巻き返せるか。これといった強敵も不在とあって、何とかしたい一戦となる。