【安田記念】7歳馬Vなら19年ぶり4頭目の快挙 ソウルラッシュらが参戦

2025年06月03日 18:00

安田記念2025に出走予定のソウルラッシュ(今年4月撮影、ユーザー提供:ねむねむにゃんこさん)

 今年は大舞台で7歳世代の活躍が目立つ。通常なら衰えが目立ち、いわゆるトップホースは現役を退くことが多い年齢だが、この世代は少し事情が異なる。ソウルラッシュが首G1・ドバイターフで海外G1初制覇を果たせば、シャマルは黒船賞に続き、かしわ記念を連覇。プログノーシスは香G1・クイーンエリザベスII世Cで3年連続の2着に健闘した。この勢いなら更なるタイトル奪取もあるだろう。

 安田記念(3歳上・GI・芝1600m)には5頭の7歳馬がエントリーしている。エース格はもちろんソウルラッシュ(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)だ。大一番ではワンパンチに欠けるイメージだったが、24年のマイルCSでGI初制覇。前走の首G1・ドバイターフも制し、今まさに充実期といった雰囲気だ。安田記念は4年連続の参戦。今年こそ春のマイル王のタイトルをつかみ取りたい。

 これに続くのがロングラン(セ7、美浦・和田勇介厩舎)だろう。こちらは重賞では力不足の印象だったが、今年になって小倉大賞典、マイラーズCと2連勝。今回は一気の相手強化となるが、目下の勢いなら好勝負になっていい。残りの3頭、グラティアス(牡7、栗東・安田翔伍厩舎)、ダディーズビビッド(牡7、栗東・千田輝彦厩舎)、ホウオウリアリティ(牡7、栗東・井上智史厩舎)は伏兵評価だが、楽しみなチャレンジとなる。

 最後に7歳世代の活躍馬を振り返ってみよう。牡馬クラシックではエフフォーリアとシャフリヤール、タイトルホルダーが三冠を分け合った。また、ソダシやレモンポップ、ジャックドールなど、個性的な馬が多かった印象だ。実は安田記念では7歳世代が強く、22年と23年のソングライン、24年のロマンチックウォリアーと3連覇中。また、7歳馬が勝てば96年のトロットサンダー、01年のブラックホーク、06年のブリッシュラックに続き、19年ぶり4頭目となる。さぁ、令和初の7歳馬の戴冠なるか。そういった視点でも要注目の一戦となる。

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