デビュー戦勝利を目指すダノンヒストリー=美浦トレセン(撮影・持木克友)
「新馬戦」(8日、東京)
衝撃のデビュー戦から約1年。出世レースと言われる日曜東京5R(芝1800メートル)の新馬戦に、今年も期待の2歳馬が初陣を迎える。
昨年の6月9日、ダービーを制した
クロワデュノールがデビューした芝1800メートル戦は開催4日目だったが、今年は2日目にスライド。ここでデビューするのが24年1歳セレクトセールで3億9000万円(税抜き)の高値が付いた
ダノンヒストリー(牡2歳、父
エピファネイア、母コーステッド、美浦・堀)だ。
きょうだいには22年の共同通信杯を制した
ダノンベルーガ、昨年の秋華賞2着の
ボンドガールがいる良血だ。コンビを組むレーンが3週連続で追い切りに騎乗して注目度も増すばかり。4日の美浦Wでの最終追い切りでは
テイデ(7歳2勝クラス)を2馬身追走し、直線は跳びの大きい豪快なフットワークで一完歩ごとに詰めて併入。6F82秒2-11秒8の優秀なタイムを出した。
レーンは「順調です。いい競馬ができると思う」と好感触。堀師も「まだ課題もあるが、ギアはあるし、ゲートも水準。勝ち負けになるでしょう」と強気なコメント。来年のダービーへ向け、今年も大物誕生の期待が高まる。