宝塚記念2025に出走予定のヨーホーレイク(今年2月撮影、ユーザー提供:U.Yukiyaさん)
友道康夫調教師がヨーホーレイク(牡7)で宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)の初制覇を狙う。
友道調教師はこれまで宝塚記念に延べ12頭を出走させている。その管理馬は中長距離のビッグレースで圧倒的な存在感を放っているものの、このレースはなぜか相性が悪い。最高着順は09年のサクラメガワンダーの2着。16年のシュヴァルグラン(9着)以降の9頭は、24年のドウデュース(6着)など、全て人気以下の着順に終わっている。
今年はヨーホーレイクを送り込む。22年の日経新春杯で重賞初制覇。その後は故障で長期休養を強いられたが、明け7歳となって充実期を迎えている。今年初戦の京都記念で3つ目のタイトルを獲得すると、前走の大阪杯でも0秒3差の3着に健闘。それも出遅れて後方からの競馬を強いられてのものだから、着順以上の中身があった。当然、強豪相手のここでも好勝負になっていい。
JRAで行われている芝中長距離の古馬混合GIは6鞍。友道調教師は天皇賞(春)とジャパンCを2勝、大阪杯と天皇賞(秋)と有馬記念を1勝しているので、宝塚記念を勝てば史上初の完全制覇となる。3週前のオークスをカムニャック、2週前の目黒記念をアドマイヤテラで制して勢いに乗るトレーナーが新たな勲章を手にできるか。ヨーホーレイクの走りに要注目したい。