池添を背に函館芝で併せ馬をするミリアッドラヴ(左)
「函館スプリントS・G3」(14日、函館)
キャリア5戦目で初めての芝参戦は、今後さらに出世する舞台の幅を広げていく挑戦だ。
ミリアッドラヴは11日、池添を背に函館芝で併せ馬。
オルノア(5歳2勝クラス)を3馬身追走し、直線は内へ入って1馬身半抜け出した。5F66秒7-37秒6-11秒7。軸は全くぶれず、滑らかに加速した。
池添の手応えも上々。「馬場もきれいでしたが、走りやすそうにしていました。しまいの反応も良く、我慢も利いてしっかり反応してくれています。乗りやすく、動きとしても芝も悪くなかったかと感じます」。ダートで培った
スピードは、十分に通用しそうだ。
松田助手も芝での可能性に前向きだ。「電気自動車みたいなんです。軸がブレずにスーッと進む。品のいい回転なんですよね。現状で伸びしろがあるのは間違いなく、僕らにしてはつくりがいのある馬です」。ここで結果を出せば、将来の展望も大きく広がっていく。