宝塚記念を制したメイショウタバル(c)netkeiba
15日、阪神競馬場で行われた第66回宝塚記念(3歳上・GI・芝2200m)は、ハナを切って直線で後続を突き放した武豊騎手騎乗の7番人気メイショウタバル(牡4、栗東・石橋守厩舎)が、好位追走から4コーナーで一旦は前に並びかけた1番人気ベラジオオペラ(牡5、栗東・上村洋行厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分11秒1(稍重)。
さらにクビ差の3着に10番人気ジャスティンパレス(牡6、栗東・杉山晴紀厩舎)が入った。なお、2番人気レガレイラ(牝4、美浦・木村哲也厩舎)は11着に、3番人気ロードデルレイ(牡5、栗東・中内田充正厩舎)は8着に終わった。
勝ったメイショウタバルは、父ゴールドシップ、母メイショウツバクロ、その父フレンチデピュティという血統。昨年は毎日杯と神戸新聞杯を制するも、皐月賞は17着、日本ダービーは挫石で出走取消、菊花賞は16着とGIに縁がなかったが、今年は武豊騎手と新コンビを組んだドバイターフで5着と健闘。コンビ継続となったここで念願のビッグタイトルを掴み、父ゴールドシップとの父子制覇を達成した。石橋守調教師はJRA・GI初制覇。また武豊騎手はディープインパクト以来、19年ぶり5度目の宝塚記念制覇で、自身が持つ最多勝利記録を更新した。
【宝塚記念】春のGI戦線を締めくくる一戦。1960年に創設され、当初は3歳上1800mで実施されていたが、翌年に距離を伸ばして2000mとなり、66年から現行の2200mとなった。68年以降は4歳上となったが、87年に再び3歳馬にも出走資格を拡大。年末の「有馬記念」と同じくファン投票で出走馬が選定される。梅雨や暑熱を考慮し、今年から開催時期が2週繰り上がった。
【勝ち馬プロフィール】
◆メイショウタバル(牡4)
騎手:武豊
厩舎:栗東・石橋守
父:ゴールドシップ
母:メイショウツバクロ
母の父:フレンチデピュティ
馬主:松本好雄
生産者:三嶋牧場
【全着順】
1着 メイショウタバル 7人気
2着 ベラジオオペラ 1人気
3着 ジャスティンパレス 10人気
4着 ショウナンラプンタ 11人気
5着 チャックネイト 14人気
6着 ソールオリエンス 8人気
7着 リビアングラス 13人気
8着 ロードデルレイ 3人気
9着 ドゥレッツァ 4人気
10着 ボルドグフーシュ 12人気
11着 レガレイラ 2人気
12着 シュヴァリエローズ 17人気
13着 プラダリア 15人気
14着 アーバンシック 6人気
15着 ローシャムパーク 9人気
16着 ジューンテイク 16人気
17着 ヨーホーレイク 5人気
<宝塚記念ダイジェスト>
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